
ボム田中(@BOBOBOBOBOMB)です。
今回とあるDIYの注文を、フレンチシェフ&ソムリエの旦那さんとフリーデザイナーの奥様という超お洒落な家族からいただきました。
その注文とは娘の誕生日プレゼントとしての「おままごとキッチン」。
オーダーがおしゃい!!笑
でも「おままごとキッチン」とはなんや?といろいろ調べてみましたが、かなり難易度高い。。
ところがボム田中、すげぇの作ったから作り方を写真多めで説明していくよ!!
(自信おい…)
ボム田中が「おままごとキッチン」を本気でDIYしてみたぞ!!!
というか早速完成品をみていただきましょう!

どーん!
ボム田中DIY「おままごとキッチン」のオーダー内容
IKEAのフライパンで遊ぶくらいおままごとが好きな娘さんの2歳の誕生日プレゼントとしておままごとキッチンをあげたい。
で、
- とにかくマジなやつ!
- ステンレスつかって!
- コンロもちゃんとカチカチなるやつ!
とまぁ、はちゃめちゃなオーダーいただきました。笑
(LINEである程度のやりとりをさせていただいてから、納期まで時間があったのでいろんなままごとキッチンを実際にみて、イメージを膨らましました。)
そしてオーダー通りいけてると思う!!たぶん!!笑
(あとで納品の状況を追記するよ)
ぼくにしか作れない「おままごとキッチン」の作り方を説明していくよ
(これみて真似してみてね!)
今回のサイズは横1300mm奥行き450mm高さ500mmで作りました。
(サイズは高さ以外指定がなかったので作ったら「でかすぎ」と引かれました。笑)

①「おままごとキッチン」の材料の確保
全部の材料はこんな感じです。

コンロやボールはヤフオクやダイソーでゲット!

コンロレバー部分のカチカチは100均のおもちゃを使っている人がいたので真似しました。(ままごとキッチンDIYerが結構いて面白い)

水栓部分はアマゾンで買いました。

でも中国からの個人輸入したほうが少し安いですよ。
(アリババとかでね)
で、ステンレスのパイプたちです。

コンロ前のフライパンかけに使います。
こういうパーツってわくわくしませんか?

クローゼットのハンガーかけとかもこれがあれば簡単に作れますよね。
②コンロや水栓の配置を決める
使う人がどんな銅線で遊んでくれるか考えたら、

かなりでかくなった。。(すいません)
ってか普通にキッチンじゃねーか!笑
したの2×4材に干渉しないように、スペースを取らないといけません。

五徳もまず配置してみます。

測ったりせず、イイ感じのところでいいと思います。笑
でコンロの汁受けが付いていたので、

マーキングして後で穴を開けて行きます。

水栓のボウル部分にも穴を空けるためにマーキングして行きます。

裏返してやるとやりやすいです。


うん、イイ感じ。

③マーキングに沿ってカットして、天板にはめるモノを確認していく
まず、ジグソーを通すために穴を開けていきます。



穴を大きめに開けたところにジグソーを刺して、

マーキングの線にそって、

カットしていきます。

切り終わるとスポンと落ちていくのが面白いですよ!笑

カットできたら一度「しる受け」をはめてみてサイズを確かめましょう。

すっぽり!

このすっぽり感覚が、作り手が得られる気持ちよさです。
(なにそれ。きもい。笑)
一旦全部はめてみた。

もうすでにオシャレ。。
(自画自賛)
④おままごとキッチン最大の難関「コンロのカチカチ」は音の出るおもちゃを使おう!
おままごとキッチンを作る際、一番難易度が高い場所がこの「コンロのカチカチ」。笑

ダイソーの「カチカチ音がなるおもちゃ」をコンロのつまみ部分に使用する人が多かったので真似してみました。
ぼくの場合は「内側におもちゃを取り付けて、棒を外に出しツマミをくっつけるという作戦」です。

それでは、ツマミ部分を作って行きます。

円柱の木材を、3等分します。(コンロが3口あるからね)

卓上ノコでカットすると綺麗に仕上がります。


おもちゃ側もはめ込んだ際のビス止め用にカットしておきます。


スパスパッと卓上ノコが家にあるとDIYでできることがかなり広がります。
3つもの準備オッケー。

ツマミの出っ張りも作って行きます。

線を引いてマーキングします。

こんな感じに。

刃を入れて切り込みを入れて行きます。

(指を切断する危険があるのでみんなはやめておきましょう。)
切り込みが思ったよりもうまく行きませんでしたが、

これはこれでスイッチっぽくていいじゃないですか。笑
とりあえず完成。

「一本の木材から作ったツマミ」、結構ヤバいでしょ?
ね、

すごいでしょ?
(何回言うんだよ。笑)
でも、

切り込みが入ってしまったものがあるので、
パテで補修します。

この隙間に、

2種類のパテを混ぜ合わせて硬化するウッドエポキシを、

グニグニに混ぜて、

塗っていきます。

完璧に隙間を埋めるように押し付けながら塗ります。

完全に硬化したらヤスリをかけてオッケー!

次にツマミの後ろにおもちゃの棒が刺さるように穴を掘って行きます。

インパクトドライバーで直径15mmの穴を空けるにはこれが必要!
しっかり真上から穴を開けて行かないと、穴が歪んでおもちゃの棒が上手く入りません。

なので小さいドリルで下穴を開けておくとよいでしょう。

あっという間に穴が掘れるのですごく便利なツールです。

そして、「おもちゃの棒」と「ツマミ」を固定する下穴をドリルで開けます!

細いドリルはダイソーで売っていますのでぜひ!
(100円だと折れてもショックじゃないのでオススメ)
ブイ〜ンと開けていきます。

穴に釘を刺してみて2×4材に干渉しないか確認します。



完璧ですね!
ボム田中すごいです。笑
⑤天板には天然塗料で色を塗っていくよ!
穴を開けてヤスリで角をとった天板や2×4材をサンダーでやすりがけしていきます。

紙やすりは#100(粗め)→#240(細かめ)→#400(超細かめ)と変えます。

角も取っておきましょう。


使うのは子供なので「怪我しないモノ」にしないといけません。
なので、面取りはしっかりしてください。

サンディングした後はウエスで木屑を拭き取って塗装に入ります。

使うのは「オスモカラー」。

オスモカラーは、自然の植物油と植物ワックスで出来ているので人体に安全な塗料なんですよ!
伸びがむちゃくちゃイイので、1缶買うとかなり長く使えます。

こするように塗っていくんです。
全体が塗れたら、

すぐにウエスで拭きながらなじませていきます。


で、好きな濃さになるまで乾いては塗りを繰り返します。
こんな感じの色にするのには、

3回ほど繰り返しましたね。
で、乾いたらワックスを塗って行きます。

いわゆる「オイルフィニッシュ」ってやつです。
ウエスはオイル用、乾拭き用でわけておくといいですね。

表面をウエスで拭いてゴミを取ってから、

ワックスを木目に沿って塗っていきます。

全体にワックスを塗り終わったら、乾拭きをして乾燥させます。

⑥「コンロのツマミ用音出しおもちゃ」をセットする
2×4材に穴を開けて「コンロのツマミ部分」を調整して行きます。

ツマミに穴を開けたボアビットをここでも使って行きます。
おもちゃとツマミを差し込んで、

くるくる回転させて異常がないか調整して行きます。

問題がなかったらおもちゃを固定して行きます。

こういう可愛い顔がついている。

のですが、、、


ブチィイイイ!!
(完全に大人の事情です。)
可愛いあいつの首をもぎ取った場所に、

ビスを打ち込んで固定します。笑

⑦2x4の仕切りと天板を固定して、一気に完成形に近づけます。
Lアングルとビスで2x4材を固定して行きます。




そこに天板をくっつけてみます。

ほぼ完成形ですね。
桐製のまな板も置いてみます。

うん、イイ感じ。
⑧コンロのツマミの色に少し苦戦しました
コンロのツマミ部分の塗装として、本当は木目を生かした濃い色の塗装をしたかったのですが、、

実際に塗ってみると、

ご覧の通り、パテで修正した部分に色がのりません。。
なので「天然な木目を生かす塗装」はパテを使った時点で諦めなければいけません。

どんな色にすべきか、考えました。

とりあえずジェッソで下地塗装をして、
茶色く塗ってみました。

本体にはめてみたのですが、

イマイチ!笑
次は濃い灰色にしました。

でもあまり良くない。。
結局、

真っ黒にするのがいいという自己判断に至りました。
で、
実際に固定してみます。

スコッと差し込んで、

釘やビスで固定します。


やっぱり「黒」が落ち着いていて、良い選択になりました。笑
⑨頑丈な鉄足をつけて、子供が乗っても大丈夫なものにするよ
鉄足制作写真は、途中からのものしかありませんが、、

鉄足テーブルなどDIYした際の記事に手法を書いているので、よかったら見てみてください。
↓
ということで、いつものようにザッと鉄足を作っていきます。


溶接した箇所はサンダーで綺麗に仕上げて、

塗装します。
で、土台の鉄足はこんな感じに出来ました!




ぼくは「おままごとセット」を注文してくれた一家にいつまでも使える家具を提供したいと思っています。
なので、娘さんが大きくなったら「おままごとセット」の鉄足を生かしてローテーブルに進化せさて家の中で使える家具にしてあげたいんです。
(ご要望があれば、ですが。笑)
実際に土台をはめてみました。

イイ感じです。
⑩天板などいろんなパーツの固定は裏側からキメていくぞ!
天板は本体を裏返して長めのビスで打っていきます。

長めのビス(2x4なら90mmのビス)を埋めるように打ち込んでいくよ!

この時、貫通しないように注意しましょうね。笑
(ここのミスは笑えないぞ!)
鉄足も固定していきます。

ついでに水栓のボウルもカタカタしないように木材で囲いを作って固定。

コンロの穴塞ぎように黒く塗った板もはめ込んでいきます。

こんな感じにね。

水栓部分も裏側からネジを回して固定していきます。

そして最後に蓋となるベニアをカットします。

大きなベニヤをカットする際は、

長尺に軽くカッターを添わせて、 ベニヤ板に何回も切り込みを入れると綺麗にカットできますよ。
ごちゃっとした裏側に、

ベニヤ板を貼るだけで、

見た目がかなりイイです。
ベニヤ板を止めるのには、

タッカーを使いましょう。

ぼくが使っている「サザンクロスのマルチタッカー」はホチキスとしても、厚い本にしっかり打ちこめるのでオススメです。
打つ場所に置いて、レバーを押すだけ。

ガタンと固定してくれます。

一応最後にハンマーで叩いて完全に飛び出ていない状態にしましょうね。

ほぼ完成品になってきました。

あと一息です!
最後にフライパンを掛けるパイプを作って完成!
実際に娘さんが使っているイケアのフライパンの写真とサイズを送っていただきました。

「全長22cm」
ということで、「22cmのフライパン」を吊るすには、S字フック分の長さを足して35cmほどの高さのパイプを作っていかないといけません。
(ステンはかなり硬い材質なので、ホームセンターにある大きな丸ノコで切るのがベター)
そして、カットしたステンのパイプをエルボなどに装着していきます。

薄い両面テープをぐるぐる巻いて、

はめ込んだら、はみ出た余分なテープをカットしていきます。

全て固定できたら完成。

完成した「おままごとキッチン」をいろんな角度でみてみるよ!
完成したおままごとキッチン。

かなり苦戦した部分もありましたが、しっかり乗り越えていいクオリティーのものが出来たと思います。

とにかくカチカチ音がするコンロのツマミは大人でもテンション上がるよ!

水栓は大きな野菜でもしっかり洗えるサイズだよ!笑

大満足な出来です。

ボム田中DIY「おままごとキッチン」実際に納品に行ってきたよ!
実際にお邪魔した時は、

娘さんの人見知りが爆発していたのでキッチンで遊んでくれるところは見られませんでしたが、、笑
後でLINEでいただいた画像がこちら↓







いや、可愛いすぎやろ!!
とにかく楽しんでくれてよかったです!!
めっちゃ嬉しいっす。
あなたも「ボム田中DIY」に注文してみる?
あなたの特別な方へのプレゼントに「手作り家具」や、「おままごとキッチン」はいかがですか?
- 可愛い木箱が欲しい
- 鉄で作ったキャンプグリルが欲しい
- 本格的なおままごとキッチン私も娘にプレゼントしたい
ボム田中ではDIY家具やおままごとセットの注文を受け付けております。
値段は、おおよそ¥35000〜(大きめの家具やままごとキッチン)になります。
安いものではありませんがしっかり相談をして「いいものを作りたい」というものづくりへの情熱は持っております。
キャンプしたりDIYしたり、正体不明のボム田中ですが(笑)どうぞよろしくお願いします!
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ボボボボボム!